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2014年12月14日日曜日

タイの容態について〜続報12/13プラムビレッジ


(フェイスブック、ビラブド・コミュニティより)

プラムヴィレッジから12月13日付のタイ(ティク・ナット・ハン)の容態の続報が届いています。
An Update on Thay’s Health: 13 December
http://plumvillage.org/…/an-update-on-thays-health-13-dece…/
以下に全文和訳を載せています。_()_


プラムヴィレッジ
2014年12月13日
全プラムヴィレッジ・センター
全プラクティス・センターと世界のサンガ
そして親愛なる友人の皆さまへ

タイの力強い生活反応(バイタルサイン)と着実で穏やかな呼吸は、未だに医師たちを驚かせ続けています。そしてタイが今もなお生きてわずかに回復のしるしすら見せていることに、医師たちは目を見張っています。
 
数日前、医師団のお一人が“タイは未知の神秘です”と私たちに話して下さいました。また別の医師は“奇跡を目にしている”とも口にされました。先週は、アメリカでもトップの脳神経外科医が見舞って下さり、医療チームがタイの回復の可能性のためにすべての手を尽くして下さっていることに、とても感心されていました。
  
この頃のタイは、覚醒するような様子を見せたこともありましたが、依然として今も深い昏睡状態のままにあります。ある時は2時間以上も目を開き、反射反応を見せたこともありましたが、はっきりとした意思の疎通ができている様子はありませんでした。医師団からは脳出血がもたらした損傷の程度と、またどの位の回復が可能かが分かるまでには、数週間から数ヶ月以上もかかる可能性があると指摘されています。
 
医療チームはタイの覚醒を促進するためのケアを始めました。毎日タイは看護師の助けを借りて椅子に座り、鍼治療と付き添いの弟子たちによるマッサージに加え、理学療法士たちがタイの病室を訪れ、身体を活性化する治療を施して下さっています。また私たちはタイのために歌を歌い、サンガのチャンティングと美しい自然音もタイを聞かせています。
 
またプラムヴィレッジを訪れ、支えてくださっているEIAB(ヨーロッパ実践仏教機関=プラムヴィレッジ・ヨーロッパ修道院)と、メゾン・ド・リンスピール(『呼吸の家』=プラムヴィレッジ・パリ修道院)のサンガ、そしてベトナムをはじめ世界各地からお越し下さっている老師の皆様、また癒しのエネルギーや愛情のこもったお手紙や絵を送って下さる在家の皆様、滞在してプラクティスに励んでいらっしゃる在家の皆様に、私たちは深く感謝申し上げます。私たちはタイの身の拡がりであるサンガ・ボディを感じ、滋養と癒しを受け取っています。ここプラムヴィレッジでは今もサンガが冬リトリートを続け、気づきの日と、出家者の日、法話、分かち合いと、講義が捧げられ、タイの実践の身でもあるサンガの実践をより深く、力強いものへとしています。
  
12月18日には、タイがきっとそう望んだように、新しい出家者のための得度式が変わらずに執り行われます。プラムヴィレッジの出家者コミュニティにより、タイランドでは31人、フランスのプラムヴィレッジでは9人、カリフォルニアのディア・パーク修道院では1人が、出家します。新しい出家者たちは『レッド・オーク・ファミリー』に属することになります。また今回の儀式は私たちプラムヴィレッジのコミュニティにとって、私たちの師の功績と愛を受け継いでいく特別な意味を持つものとなるでしょう。真に存在するものは本当に継続のみなのです。
 
クリスマスと年末年始を迎えられる間、時折皆様がご自身をはじめ、愛する人たちやお友達を大切に労わる時間を持たれますように。そして、いつもタイが私たちを導いてくれるように、自然の中で過ごす時間を見つけ、白い雲や星たちを満喫し、自分自身という本当の我が家に帰る時間を見つけてください。お金をたくさん使ったり消費したりする代わりに、どうぞ愛のこもった手紙を書いてください。新年は、自分自身とビギニング・アニュー(新たな出直し)をし、憤りや後悔の思いを手放す素晴らしいチャンスでもあります。
 
タイの容態の続報は、また新年に皆様にお知らせ致します。
どうか次のお便りまで
皆様とご家族が真の平和と幸せの中にありますように
そして皆様が本当の我が家を満喫することができますように



“Eternity can be touched in the present moment,
and the cosmos in the palm of your hand.”
TNH, 18 March 2012


"永遠とは 今 この瞬間 触れることのできるもの
宇宙とは 今 この手の平が 触れるもの”

ーティク・ナット・ハン 2012年3月18日ー


信頼と愛と共に
プラムヴィレッジ 僧侶一同

2014年12月12日金曜日

折り鶴の瞑想♡


プラムビレッジ唯一の日本人、シスター・チャイから届いたメッセージを転送します。
11月11日に重い脳出血で倒れられ、現在意識不明で入院中のタイですが、プラムビレッジではみな以前にも増してプラクティスに励み、良いエネルギーに満たされてるというニュースも知り合いのブラザーから届いています☆
  
「東京サンガ」
中 島 直 人
  
________
   
Dear 日本の皆さまへ、
  
今朝、窓を開けると澄み切った冬の空にきれいな満月が輝いていました。
12月に入ってだいぶ寒くなってきましたが、お元気でお過ごしですか?
  
プラムヴィレッジでは90日間の冬のリトリート(冬安居)に入って四週目になります。冬のリトリートというと通常ではタイが色々な経典をベトナム語で解説してくださる法話がメインですが、今年はもちろんタイの法話はありません。タイの法話を生で聴くことが出来ないから、参加者数は減るのかなと予想していましたが、反対にもっと増えています。タイご本人に直接ご指導していただけなくても、世界各地から沢山の方々がダルマの実践を学びに来て下さっていることがうれしく、私たち出家者もとても励まされています。
  
面会謝絶ということを知っていながらも、タイとサンガの応援に世界中から老師様や古いサンガの仲間たちが駆けつけて下さって、とても温かい、力強いサンガのエネルギーに支えられながら皆で日々の実践を続けられることに、そしてタイが遠い病院からも言葉にできないかたちで絶え間なく私たちにダルマを伝達してくださっていることに、深く、深く感謝しております。
    
十月タイの88歳のお誕生日に日本のYさんから観音様と二羽の折り鶴が送られました。二羽の折り鶴は病院のタイのベッドの上を飛んでいます。ある日フランス人の看護婦さんがこれは何ですか、と不思議がっていました。「これは折り紙といって日本のお友達がタイのために折って下さったんです。」すると数日後、二羽の鶴が今度は三羽に増えていました。あれっと思って看護婦さんに聞いてみたら「この前のお話に感動して私も折ってみました。」と笑顔いっぱいにおっしゃっていました。
  
この出来事のおかげである新しい実践アイディアが芽生えました。
  
千羽鶴瞑想!
 
折り紙もマインドフルネスの実践。呼吸を辿りながら、身体をリラックスしてタイへ感謝とヒーリングの念を捧げながら千羽鶴を折ってみませんか?もちろん千羽はサンガの力があってこそ可能なことです。
  
一羽でもいいですし、十羽でも百羽でもいいです。大切なことは数をこなすために急いで折るのではなく、安らぎと愛とヒーリングのエネルギーいっぱいに折ること。鶴はぺったんこのままで、封筒にいれて下記のアドレスに送って下さればこちらで糸を通してタイのもとへお届けさせて頂きます。
バランスよくつなげれるため出来れば7.5×7.5cmの折り紙でお願いします。
   

お手数ですが下記のフランスのアドレスへ直接お送り下さい。
  
New Hamlet
c/o Sister Trai
13 Martineau
33580 Dieulivol
France
  
ご協力どうもありがとうございます。
皆様もお体をお大事に、喜びと友愛に満ちたクリスマスをお迎え下さい。
  
感謝を込めて、
  
シスターチャイ _()_